Column
コラム
「「なんとなく、なんとなく」」
火を見ると落ち着く。
そんな話を耳にしたことはないでしょうか。
先日、寒空の下、仲間内でバーベキューをしていた折のこと。
会話が止まり、皆で火を眺めての沈黙。
なんとなく心地よさがあり、気まずさとは無縁の空間だったように思えた瞬間がありました。
その落ち着きについて。
調べると「1/fゆらぎ」なる言葉が出てきまして、その説明はかなり込み入ったものになるのでここでは割愛しますが。
火を見るというのはどういうことなのか。
何が落ち着きをもたらすのか。
どういった効果や作用があり、どういった力が働きかけているのかなど。
もうある程度は説明がつく状態にある、ということですね。
そういったメカニズムを解明していくことは大事です。
それができればこそ再現性を持たせることに繋がり、もっと言えば意図してその“癒し”の部分だけを抽出し、取り扱っていくことが可能になるのですから。
火を見るには、高温で燃えているものの近くにいかないといけない。
ある程度年齢を重ねた方であれば、どれほどまで近づいて大丈夫なのか、あるいは燃えているものの近くにいることで、どういったアクシデントが起こり得るのかなんて想定ができます。
自ずとそれに対処するイメージも湧き、結果として危険性が低いものになったりします。
けれどそういった判断ができないような状態になったり、そもそも子供だったりすると、火は相応に危険なものですよね。
メカニズムの解明は、それらの危険性を一切排除して癒しを作っていくことにも繋がりますから、その意味でも本当に大事なものだと言えるでしょう。
けれど大事なものなのは間違いない一方で、必要不可欠なものではないと思っていまして。
メカニズムが解明できていないものはあやしい、何かデメリットがあるのかもしれない。
極端なことを言えばそういうことですが。
けれど人である以上、生きていれば「なんとなく」って感覚は誰しもが持つと思います。
思うに火を見ると落ち着くというのも、最初は「火を見ていたらなんとなく落ち着いた」といったところから始まったのではないかと。
火に限らず、なんとなく落ち着く瞬間ってことのほか多いですよね。
この曲を聞いていると、この匂いは、この空間は、この人が側にいたら、なんとなく落ち着く。
時代や研究が進み、それら全てが完全に解明される時が来るのかもしれませんが。
ただ同時に、「なんとなく」というのを否定するために解明するものではない。
そうも思っています。
なんとなく手にしたアイテムが、その後の自分にとって非常に役に立つ物になった。
なんとなく立ち寄った場所で素敵な人に出会えた。
なんとなく眺めていたドラマに勇気をもらえた。
そう考えると…。
人が抱く「なんとなく」って感覚は意外とばかにできず、ことの他重大なヒントになり得るものなのかもしれませんね。
あなたの「なんとなく」も、きっと。
笠‐Ryu‐
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