Column

コラム

Oct 01, 2026

「秋なのか、春なのか」

少し前のこと、近所を歩いていたら運動会をやっていたんです。

ああ、秋かあ。

なんて今なら思うのですが、実は昔はというと、

(秋?え?運動会って春ごろじゃないの?)

でした。

私の学生時代、運動会といえばずっと春でした。

小学校も、中学校も、高校も。

だから運動会=5月ごろ、というのが体にしみついていたわけですね。

それで秋に運動会をやっているのを見ると、今でもなんとなく不思議な感覚があります。

どうやら秋に運動会をやってる場所もあるらしい、

なんてことを知ったのは大学に入ってからで。

友人に「え、運動会って秋じゃないの?」って言われて、逆にこっちがびっくりした記憶があります。

あとで調べてみたら、春開催と秋開催、全国的には実はだいたい半々くらいらしい、という。

個人的にはカルチャーショックレベルのびっくり仰天でした。

ずっと「そういうもの」だと思ってたことが、全然「そういうもの」じゃなかった、みたいなことって、大人になるほど増えていく気がします。

自分の育った環境とか、まわりの当たり前とか。

そういうものが知らず知らずのうちに「常識」になってて、違う常識と出会ったときに初めて気づく。

環境から学んだなんとなくな常識って、すごく沁みついてる割に案外一般じゃないことのほうが多いんじゃないかなあ…

くらいのことを思ったりもするわけです。

ちなみに我が家は、カレーの具材と言えばワカメでした。

常識って怖い。

 

運動会中の子供たちを眺めながら、あの子たちにとって運動会といえば秋なんだなあ、と思ったら、なんかちょっと嬉しくなってきて。

一生懸命走るその姿は、春も秋も変わらないのに。「違い」と出会えるのも、大人になった醍醐味なのかもしれないなあ、なんて。

なんだか秋めいてきましたね、皆さんの方はいかがですか?