Column
コラム
「「めんどくさい」と「楽しい」は似ている。」
そう考えることが出来たなら、人生は「楽しい」で溢れかえるのかもしれません。
……いえ、人生がめんどくさいと言っているわけではなくてですね。
ただ、個人的に最近楽しさを感じることが、整理していくと「めんどくさいことばかりだな」と思ってしまったことが始まり。
けれどそれで楽しさがなくなるわけではなかったので、発想の転換。
裏を返すと「めんどくさい」=「楽しい」となるのではと。
その最近の話、私はスポーツ観戦が好きです。
とりわけ野球がいいですね。
夏の甲子園もプロ野球のシーズンも、なんならプロ野球選手になる瞬間のドラフト会議なんかも好きです。
野球は限られた得点機会の中で、相手チームよりも点を取れば勝ち。
という、字にするととてもシンプルな競技かもしれませんが。
その実、ハマればハマるほど数字ばかりの競技でもあります。
ひたすら確率を追う球技です。
打率、出塁率、防御率、長打率、守備率、盗塁の成功率などなど…。
上記ですらおそらく昨今の野球で言う指標の内の、ざっと1/5以下かと思います。
使われている数字を羅列するだけでも、数字が苦手な人からしたら“野球が嫌い”となってもなんら不思議ではないでしょうし。
なんなら、そうした野球のデータを取り扱っているサイトをみると、よっぽど詳しい人でなければ「めんどくさい」と思うことが普通でしょう。
思い返せば、野球を見始めた頃はそんな数字なんて目もくれず。
凄い球を投げるピッチャー、たくさんヒットやホームランを打つバッター、こんなところばかりを見ていた気がします。
けれどいつしか選手を追い、その選手の成績を追い、チームの数字を追っかけるようになり、今に至るわけですが。
数字を見て選手やチームに期待し、応援するだけじゃなく、その数字があるからこそドラマがあることも確かで。
今年は某日本人メジャーリーガーが前人未到の記録を打ち立てたこともニュースになっていましたからね。
話しは戻って、それだけ「めんどくさい」ことであっても「楽しさ」に変換できるのが人であるなら。
自分が思っている以上に日常に「楽しさ」が溢れている、そんな可能性を感じてなりません。
あるいは「楽しい」と思って取り組んできたことが、実は紐解いていくと「めんどくさい」と感じられることもあるかもしれませんが。
その時は、楽しさに変換できている自分自身を褒めてあげたいと思います。
笠‐Ryu‐